その時期が過ぎ去った人こそ声を上げよう!待機児童問題について思うこと #taikijidou0challenge

待機児童問題 子育て

今日も仕事だったnovです。こんばんは。

今日は珍しく大まじめなテーマでお送り致しますよ。
そのテーマは「待機児童について」。
書くきっかけとなったのは後ほどご説明致しますが、子育て世代として見過ごせないこの問題。
僕なりに思うところを書いてみようと思います。

待機児童問題について思うこと

待機児童と京都市の現状

待機児童問題

待機児童とは、子育て中の保護者が保育所などに入所希望しているのにもかかわらず、入所出来ない状態のことを指します。
要するに保育所の定員よりも多くの子供が入りたいと希望している状態であることですね。

ウチは今、8歳の小2男子と5歳の幼稚園年中の女子を育てています。
なので待機児童問題は過ぎた世代ではあるので、あまり気付かなかったのですが、僕が住んでいる京都市は2年連続で待機児童ゼロを達成しているんだそうです。
なんと近畿の政令都市としては初めて待機児童ゼロを達成したんだとか。

→ 京都市の待機児童、2年連続でゼロ 民間新設など枠拡大が奏功 : 京都新聞

いやあ、知らなかった。
知らないこと自体、子育て世代として少し恥ずかしいのですが、その前に実感として京都市が待機児童ゼロなわけがないと思ってました
なんか保育所に入れないって声はチラホラと聞いたことあるんですけどねえ。
一体どういうことなんでしょ!?

待機児童ゼロのからくり

待機児童問題

ホントに京都市はそれだけ子育てに力を入れた結果としてそうなってるんでしょうか。
そう思って少し調べてみました。
すると分かりやすい記事が見つかりましたよ。

→ 特集ワイド・ニュースアップ 京都市、保育所「待機児童ゼロ」発表の陰で=京都支局・野口由紀 : 毎日新聞

子育て先進都市を目指す京都市は市営保育所を民営化するなどして受け入れ枠などを増加し、待機児童ゼロを2年連続で達成したようです。
それ自体は素晴らしいことだと思うのですが、実は少しからくりがあるみたいですね。
記事中にもあるのですが、厚生労働省の基準では「特定の保育所などを希望し、他に入所可能な場所があるのに利用を辞退した」ケースは「待機児童」から除外できるらしいのです。

要するに近所の保育所に入りたいけどもう定員は一杯。でも遠いところなら入れるところありますよと言われ、じゃあ空くの待ってます。というケースは待機児童に入らないんですよ。
ええ・・・ これってどうなん・・・

いや、実際に1km離れた所の保育所を希望してたけど、10km先まで行かないとダメだって言われたら躊躇しますよね。
そもそも保育所に子供を預けるのは共働き、もしくはシングルのケースが多く、保護者も仕事があるから預けるのであって、遠方、まして職場と方向が違う保育所が空いてますからと言われて行けませんよね。

実は京都市もこのケースはそれなりにあるようで、461人の方がこの状態なんだそう。
これって待機児童なんじゃないんでしょうか・・・

我が家のお話

待機児童問題

我が家の場合は子供2人とも幼稚園から通わせました。
下の子が入園するまでの約6年間ほど、嫁は専業主婦として頑張ってくれた結果でもあります。
ここだけ聞くと、ああこの人の家は共働きしなくても生活に余裕があるからじゃないのと思われますが、決してそうではありません(笑)

我が家も僕一人だけでは中々に苦しくて、上の子が生まれてしばらくした時に、嫁もまた仕事をと考えてみたものの、保育所に関しては基本的に既に仕事をしていることが条件で、預けてから仕事を探すってことが出来ませんでした。まあ、確かに今、仕事してる人の子を差し置いて入るって訳にもいかないでしょうけど・・・
諸事情で産休が取れなくて仕事を辞めて、子供が0歳や1歳の時に仕事探そうかなと思った時に、先に仕事をしてないと保育所の入所は厳しいとなっては、結構大変ですよね。

我が家の場合は、もうそれなら下の子が幼稚園に入るまでは何とか僕の収入だけで乗り切ろうと割り切って頑張りました。
僕たち夫婦の実家も比較的近くにあって色々と助けてくれた結果でもありますが。そういう意味では恵まれた育児環境であったとは思います。

次に、僕の後輩のケース。
そこは、共働きで奥様の産休が生後半年くらいまでとなっていたこともあったので、子供が生後4ヶ月くらいから保育所に預けることを希望しておりました。
生後4ヶ月の子を預けようと思うと、なんと出産前から保育所を探さないといけません
生まれる前から保育所をまわり、園庭開放に行き、そして生まれてすぐに申し込み。
そのくらいしないと保育所に入れなかったんだとか。

こういったケースからも、本当の意味での待機児童ゼロってのは達成している自治体なんてあるのかなと思ってしまいますよね。

声を上げて行動すること

待機児童問題

では、こういった待機児童問題はどうやったら解決するものか。
ここ数年、京都市が行っている保育所の民営化は悪くないアイデアだと思いました。
待機児童を本当の意味でゼロにするには、極論を言えば保育所を増やせば解決します。
でも、その財源は?税金を上げるの?もし希望児童が少なくなって立ちゆかなくなった場合の従業員はどうなるの?

個人的には子供は国の宝だし、その目的のためなら増税もやむなしと思いますが、そう思わない人もいるでしょう。
なので、京都市が行ってる民営化は合理的でいいじゃないかとも思います。
ただ、民営化だとあくまで利益が出ないと立ち回らなくなるし、撤退しちゃう場合もでてくるだろうから、先々の心配もありますよね。

そうなる自治体単位で出来ることよりは、国としてどうするかというような大きな問題にも繋がってきます。
待機児童問題は保育所の数だけの問題ではなく、共働きでないと厳しい労働環境、所得格差、シングルマザー&ファーザーの増加なども大きな原因の一つだろうし、そういった複合的な問題を解決しなきゃなりません。
社会問題の一つ一つは、別々の問題のようで繋がってると思うんですよね。

となってくると、この問題を解決出来る可能性を持ってるのは行政、そして僕たちの代表者たる各議員、市長、知事さんたち、そして選挙なんだと思います。
政治家は選挙の時だけいい事言って、結局は何もしてくれないよとどうしても思ってしまいますが、僕は逆に票になるものには耳を傾けてくれるのが政治家だとも思ってます。
ちょっと捻くれた考え方だけど(笑)

なので、まずは声を上げてこの問題に苦しんでいる人が多いということを認識してもらうこと。
そして、その人が対策として掲げる解決策や未来像をしっかり見極めること。
さらに一番大事なのは、その人がその後にちゃんと実行しているかチェックすること。
こういったことが、待機児童問題を解決してくれることに繋がるんじゃないかと思います。
残念なことに、今の所、待機児童や子育て、少子化などはあまり選挙の争点にはなってませんけど・・・

やっぱり自分たちの生活を変えるのは、結局は選挙における自分たちの一票が大事なんだと思います。
即効性はないけども、結局はこういったことが自分たちの生活に直結するんじゃないかなあ。まずはこういった所から行動を起こしても良いのではないでしょうか。

あ、念のため書いておきますが、僕は特定の政党やイデオロギーを支持してる訳じゃないですよ(笑)
結局のところ、行政がかかわる部分ってのは、僕たちの一票が一番効果があるんじゃないかと思ってるだけです。はい。

その時期が過ぎ去った人ほど声を上げよう

待機児童問題

上でも書いた通り、我が家の子供たちは既に8歳と5歳。
夫婦ともにアラフォーなので、次の子はさすがに考えてないから、ある意味、待機児童問題は過ぎ去ってしまいました。
ああ、大変だったよねと思いがちですが、やっぱりそうじゃダメですよね。

こういった問題は直面している人はもちろん声をあげてますが、僕たちのようなその時期が過ぎた世代、逆にまだまだ子育ては先だと思ってる世代はあまり声をあげません。
まだ先の世代はともかく、一度経験した世代は今直面している世代と声を合わせて大きくしないとダメなんじゃないでしょうか

今、直面している人たち、ひいては自分たちの子供が子育てを始める時に、少しでも良い状況で子育て出来るように声を上げていかないとと思います。
と言っても何していいか分かりませんけどね(笑)
まあ、それがこいうったブログでの配信であったり、さっき書いた選挙であったり。
些細なことでも良いので何かするってことが大事なのかも知れません。

この記事は待機児童ゼロチャレンジの一環として書きました

なんて偉そうなことを書きましたが、この記事は待機児童ゼロチャレンジの一環として書きました。

待機児童ゼロチャレンジとは、双子のパパYuichiさん(@fp_yuichi_fp)がご自身のブログで企画されました。

待機児童問題 働きたいけど働けない!待機児童問題に悩むママパパの声を聞いて!!「待機児童ゼロチャレンジ」を開催します!#taikijidou0challenge【拡散希望!】| I Love Twins!!~双子のママパパへ

僕自身はYuichiさんとネット上も含め面識はないものの、いつも拝見させていただいている jun1masu さん(@jun1masu からバトンをいただいたので書かせてもらいました。ありがとうございます。

待機児童問題 待機児童という事について考えてみた 解消方法はあるのか? バトン情報追加! #taikijidou0challenge

このチャレンジに参加するには難しくありません。

企画された双子のパパYuichiさんによるとこうです。

  • ブログなどの記事を発信する媒体を持っていれば誰でも参加できます
  • 「待機児童」について思うこと、経験談、対策、喜怒哀楽、その他諸々を記事にする(ご自身のブログ等で)
  • 記事のタイトルに「#taikijidou0challenge」を入れて、このチャレンジだとわかるようにする
  • Twitterでハッシュタグをつけてシェアする
  • 自分が「待機児童」について考えを発表して欲しい人を2名指名する

※どうしても次に回す人がいない場合は、そこで止まっても大丈夫ですよ^^;
※でもできれば回してくれると嬉しいです
※バトンが回ってきていなくても、勝手に参加してくれたら嬉しいです

ちょっと興味あるなという方がいらっしゃったらバトンまわしますので、僕のtwitterにでも絡んでいただいてお気軽に声掛けて下さい。

今日のまとめ

ということで、長文、駄文失礼致しました。
久しぶりに真面目に考えてブログ書いた気がします(笑)
最初はバトンがまわって来た時は、漠然とした考えしかなかったので遠慮させてもらおうかなと思ったんですが、書いて良かったなと思ってます。

待機児童問題を始め、子育てで直面する問題は子供の成長とともにステージを変えて出てくるんだと思うんですが、少しでもこういったチャレンジなどで意見の交換、そして声を上げることによって解決していけば良いなと思います。
なので、この企画を立ち上げられた双子のパパYuichiさんの行動力は尊敬しますね。

待機児童問題、いろいろありますが、早く解決されますように。

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