【ネタバレ】あらゆる予想を覆す真実のラストとは? 宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 第七章 新星篇を観てきた感想

【ネタバレ】あらゆる予想を覆す真実のラストとは? 宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 第七章 新星篇を観てきた感想

ヤマトロスなnovです。こんばんは。

公開初日の3月1日の最終上映回でヤマト2202の最終章である第七章 新星篇を観てきました。
注目はもちろん真実のラスト。あらゆる予想を覆し、真実のラストへと銘打たれた結末とは?
今回も長文な上に盛大なネタバレ、特に物語の結末ですので未見の方はご遠慮下さい
よろしくお願いします。


宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 第七章 新星篇 ネタバレ感想


あらすじ


まずは恒例の冒頭9分が限定公開されてますのでどうぞ。



キーマンにデスラーを殺せばガミラスと地球を滅ぼさないと悪魔の選択をせまるミル。
彼はズォーダーの幼生体であった。
キーマンが引き金を引こうとした時、古代が現れ選択しない代わりにガトランティスとの和平、投降を申し出る。
しかしミルは引き金を引くが記憶を失ったはずの雪が古代をかばう。
そのことに衝撃を受けたミルはズォーダーに逆らい古代の手を取ろうとした時、ガミラスの兵に撃たれて命を落としてしまう。
再び怒りに震えるズォーダー。戦いを終わらせる千載一遇のチャンスは活かせなかった。
デスラーはデウスーラがトランジット波動砲の助けになると艦を渡し去る。
一方、戦いは避けられないと感じた古代は桂木透子に協力を申し出る。

彗星帝国が地球に最後通告を告げる中、ヤマトがワープアウト。
トランジット波動砲を発射し惑星を捕獲する彗星帝国下部を含め大打撃を与える。
ガミラスの次元潜航艦の力を借りて帝国中枢に迫るヤマト。
それでも彗星帝国内の圧倒的な戦力がヤマトに襲いかかる。
が、ヤマト内、かつてユリーシャが入っていた自動航法システムにサーベラーでもある桂木透子が入りコスモウェーブを増幅、ガトランティスの戦艦を操作、攪乱する。
これに対しズォーダーは感応波を放つラーゼラーをあてて対抗。桂木透子の力を無効化し、自らの呼びかけに反応した桂木のヤマト内の位置を特定。自動航法室が狙われ桂木透子は命を落とす。
満身創痍のヤマト。アナライザー、徳川、加藤、そして土方艦長もまた・・・
艦長となった古代は突入隊を指揮し、ついにズォーダーと対峙する。
ガトランティスも人間であることを訴えズォーダーと話合おうとする古代。そこに発砲された銃弾はズォーダーに襲いかかるがこれをズォーダーの老体であるガイレーンが庇う。
自らが2度までも殺されたミルを想う気持ち、ガイレーンが子であるズォーダーを庇う行為。ついにズォーダーは自分も人間であることを認める。
が、ズォーダーはゴレムを破壊。そのことによってガトランティス人は機能を停止してします。
智の実を食らった”人間”ズォーダー以外・・・
人間であることを悟ったズォーダーは再び滅びの方舟を起動させた。

都市帝国の残骸、戦艦を吸収しながら方舟は真の姿へ進化を始める。
これを阻止するためにキーマンと斉藤が命をかけて変換炉へ突入るも方舟は止まらない。
月の一部を破壊し、地球にとどめをさすべく土星軌道へ移動する方舟。
古代は残りわずかなヤマトクルーに告げる「総員退艦せよ」と。
臨界寸前のヤマトで方舟に突入、波動エンジンを爆発させ時間を稼ぐ。一人でも多くの人類が脱出させるために・・・
それが古代が選んだ選択だった。
全員が退艦したかに思われたが古代、そして記憶をなくした雪もまた残り、ヤマトは方舟に向けて発進する。
多すぎる犠牲者と共にあるヤマトの前にテレサが現れる。
ヤマトは光につつまれ、方舟へと向かう、そして宇宙空間に爆発が広がった・・・

ヤマトの突入から半年後。
時間断層に突如として現れた物体があった。ヤマトであった。
その中に行方不明であった山本玲が生存。「古代さんと雪さんは生きてます。」と告げる。
テレサとともに方舟に突入したヤマト、古代らはテレサのいた高次元の世界にいた。
これを救うためには時間断層を破壊、そのエネルギーを使いヤマトで迎えに行くしかない。
政府は全てを公表し国民投票に結論を委ねる。
高次元世界で引き金を引き続けてしまったことに絶望している古代は、引き金を引かない未来が見えないと地球へ帰ろうとしない。
全ての記憶を取り戻した雪の説得にかすかな希望を感じた時、そこへ国民投票によって派遣されたヤマトが現れる。
西暦2203年、ヤマトは古代と雪を乗せ地球へ帰還した。


ざっと大まかな流れ的にはこうです。
細かいところなどはちょっと違うかも知れないですが(笑)


あらゆる予想を覆す真実の”ラスト”について


宇宙戦艦ヤマト2202 第七章
※画像は公式サイトより引用

とりあえず真実のラストについてから語らねばなりませんね。
今作の結末に賛否両論あるのは知ってます。
スタッフのヤマトへの愛やその労力などすべてにおいてリスペクトしています。
その上での感想ですが、個人的にはこのラストは残念でした
映画館でラスト20分ほど「ええ・・・ないわ・・・」と思って観てました。

一旦綺麗に終わった物語を反響あったからといって後日談を出してそれまでの話を台無しにしてしまうこの感じ
話は違いますが、好きなゲームにファイナルファンタジー10がありまして、ヤマト同様に感動的なストーリーで完璧に終わった名作だったのに、後日談の続編を出してしまい台無しにしてしまったのを思い出してました(苦笑)
きっと高評価、商売的に美味しかったのでもう一儲けとなったんでしょうねえ。
まあ、考えてみればヤマトもその繰り返しではありましたし、そういう意味ではヤマトの王道かも知れません(笑)

確かにヤマトは全滅ルートの「さらば」と生存ルートの「2」がありました。
きっと「2」よりになるんだろうなと思ってはいましたが、全てが終わった後日談でくるとは・・・
後出しジャンケンであれば何でもありやん・・・そう思ってしまうのです。

しかも生存ルートが精神世界的なスピリチュアルな展開なところも納得しにくいところです。
とんでも科学理論はSFアニメ、ヤマトにおいてはまあ仕方ない部分ではありますが、テレサのいる?高次元世界?そして古代の気持ちだけで帰ってこれないのとかは、ストーリーとして理解は出来ても納得しにくいなあ。

個人的にはやっぱり話を最終決戦まででまとめて欲しかったです。
さらばの全滅ルートのリメイクで良かったんじゃないかなあと思うし、別に次の作品を作りたかったのであれば今作をパラレルワールド的な扱いで3でも完結編でもやれば良かったのに・・・

もしそうじゃなければ・・・
ミルをあの段階で死なせてしまうのではなく、ガトランティス側の希望として残しておいて、ズォーダーを阻止した後に共存するという手もあったんじゃないですかね。
まあ、それはそれで批判されちゃうんでしょうけど(笑)

こんな話にしちゃって福井晴敏さん・・・と思わなくはなかったけど、どうもネットでネタバレ情報を読んでると、最初に制作側からは、さらばのリメイクであること、主人公を死なせない、泣かせる展開とオーダーがあったんだそう。
さらばの盛り上がりは欲しいけど、さらばと2のパラレルワールド軸を一つにまとめて泣かせてねってことですよね。そりゃ無理ですよ(笑)
まあ、この辺りの話聞くと福井晴敏さんが、40年前のアンサーです。と語ってるのも理解出来ますね。

ちなみに七章を見終わった翌日、家にあるオリジナルの「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」の最終決戦部分を観ました
最後に特攻を古代が決めた時に「僕は死に行くのではない。また生きるために行くのだ。人間の魂はちっぽけなものじゃない。この宇宙に広がって永遠に続くものだ。俺は今から自分の命をそういうものに変えに行く」的なセリフを聞いて、ああ確かに2202のラストは古代の言ってる通り、古代の魂は生きてたんだな、繋がってるんだなと思いました。

そしてオリジナルのエンドロールのこのシーン。

宇宙戦艦ヤマト2202 第七章

もうヤマトは二度と姿を現すことはありませんと宣言してるところはちょっと笑えますが、胸に、心に、魂に生き続けるとあるのは、古代のセリフに通じるし、2202のラストシーンで古代と雪の救出を国民投票に委ねたのは、僕たち観客側が心の中に生き続けているヤマトを救出し、現代に蘇らせたいという願望とリンクさせてるのかなあと考えたりもしました。
そう思うと、改めて福井晴敏さんの40年前のアンサーだという話を理解出来るし、スタッフは何度もオリジナルを観た結果、深い愛を持ってこうしたのかなあと思います。

ただ、ただやっぱりこのラストは残念だと個人的には思います。
もちろん賛成意見も分かります。感動した、泣けたってのも否定しません。
でも、やっぱり後日談でなく最終決戦で話をまとめて欲しかった。
まあ、きっと「あらゆる予想を覆し、真実のラストへ」というキャッチコピーに、相当自分の中でハードル上げちゃったのかな(笑)


さらばを彷彿させるシーンについて


予告編でも流れてましたが、今章にはオリジナルの名台詞やシーンが満載でした。
土方艦長の「次の艦長は君だ」、古代の「土方前艦長の命令を実行する!」、徳川機関長の「エンジン出力低下、しかし航行に…支障なし……」、斉藤の「慌てず急いで正確にな!」、地球市民の「そうだ!我々にはまだ、ヤマトがあるぞ!!」などなど。
オッサンな僕はニヤニヤしながら観てましたね(笑)

まあ、それぞれ微妙にオリジナルと違うシーンもありましたね。
斉藤のセリフは真田さん相手じゃなくキーマンだったし、無理にこのセリフねじ込んだなあと思わなくもありませんでしたが、やっぱりこの辺りのセリフはあって良かったですね。


主要キャラの死


宇宙戦艦ヤマト2202 第七章
彗星帝国が最終形態になる前までは基本、さらば路線を突き進むべく、主要人物の死亡シーンが連続でありました。
尺の関係もあったんでしょうけど、ちょっとあっさり死にすぎだなあとは思いました。
特に驚いたのは加藤とキーマンの死
加藤は五章でとんでもないことを起こして死亡フラグたちまくってたけど、六章、七章と立ち直ってたので意外でした。
あの後、真琴は加藤の悪魔の選択のことを聞かされたんでしょうか・・・・

そしてキーマン。
デスラーの後継者だったし、魅力的なキャラだったので生かせてあげて欲しかったなあ。
その方が続編作るならガミラスの復興、移住にもストーリーの幅を持たせられる気がしたんですが。
まあ、やっぱりヤマト特攻へと繋がる盛り上がりには主要キャラの死は避けられないので、ラストで演説させる真田さんの代わりとなったのでしょう。残念。

あと、ズォーダーはどうなったのでしょう。
あれだけの憎しみを抱いてた彼は、納得の最後を迎えられたのか。
考えさせられますね。


戦闘シーンと現れなかった巨大戦艦


2202全般に言えることですが戦闘シーンは七章でも圧巻でした。
トランジット波動砲の迫力、彗星帝国への突入、満身創痍になるヤマトなどなど。
戦闘シーンだけでもリメイクしてくれて良かったと思える出来です。

でも、メカニカルな部分で不満があります。
それは彗星帝国の最終形態が巨大戦艦ではなかったこと。
彗星帝国の瓦礫や戦艦を吸収し、悪魔か天使のごとく羽を広げたような形態になったのはおどろおどろしかったけど、巨大戦艦が現れた時のような絶望感は薄かったかなあ。
まんま、巨大戦艦を出現させるってのは芸がないのかも知れませんが、もう少しラスボスに絶望感が欲しかった。


2202シリーズ通しての感想


なんだかんだ言って全体を通して2202は楽しかったし良作品だったと思います。
素晴らしい戦闘シーン、2199同様に新解釈されて矛盾を逆手にとったストーリー展開。泣ける演出などなど。
本当に毎章楽しみで、新たにファンになった20歳の甥っ子と全部劇場で観ました。満足です。
上でも書きましたが、戦闘シーンだけでも満足でしたね。個人的に戦闘シーンMVPはアンドロメダのヤマト救出シーンかな。

ストーリーはラストシーンとところどころに入ってくる精神世界、スピリチュアルな展開には不満がありますが、まあ考えてみれば40年前からそうだったなと思いますし(笑)
それ以外はよく矛盾を解消して現代風に再構築してくればと思います。

今後、続編が作られるかは分かりません。
ただ、オリジナルで印象に残ってるのは、イスカンダルへの旅を描いた初代と全滅ルートであったさらば宇宙戦艦ヤマトの2つ。
完結編なんて親に連れて行ってもらって劇場に行ってるはずなのにストーリーをほぼ覚えてません。覚えてるのはいきなり生き返った沖田艦長とヤマトの沈没シーンだけかな。(笑)
なので、ここでリメイクが終わってくれてもいいかなと思ってます。
まあ、リメイクされたら観に行きますけどね(笑)

最後に2202のスタッフの皆様、お疲れ様でした。
思い出補正も入っている古い大作をリメイクするのは大変な作業であったと思います。
きっと何しても賛否両論あると思いますしね。
でも、またこうやって2020年を迎える頃にヤマトを楽しみに待てるという環境を作り出してくれたのは感謝しかありません。
ありがとうごいました。


今日のまとめ


ということで長文、駄文失礼しました。
もっと書きたいこともありますが、この辺りで止めときます(笑)
続編があったとしても数年後だろうし、しばらくはヤマトロスが続くと思いますが、2199を含め何度か見かえしてみようと思います。
あー、楽しかった!
ヤマトよ、永遠に!!

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