今でもヤマトの最新作が観れることに幸せを感じているnovです。こんばんは。
さて、ヤマト2202も第二章が公開されましたね。仕事帰りに月曜の最終で観てたので今回も早速感想など。
あ、例によって激しくネタバレしてますので内容を知りたくないという方はご注意下さい。
宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 第二章 発進篇 ネタバレ感想
あらすじ
まずは大まかなあらすじから。期間限定で冒頭10分が公開されてるので、まずはこちらをどうぞ。
※公開は終了したようです。
ガミラスの駐地球武官キーマンに導かれてガミラス大使に面会した古代。
そこでテレザートやテレサの存在のことを知ることになる。さらに地球へ戻った古代はヤマトがイスカンダルより帰還し、コスモリバースを使った負の遺産をその目で確認。
コスモリバースの負の遺産とは次元断層。その世界では30年過ごしても現実の世界では3年しか経過しないというものであった。
国力の回復、増強、勢力拡大を望む地球政府は、次元断層を利用しアンドロメダをはじめ波動砲艦隊を製造。さらに次元断層の使用権をガミラスにも売り、勢力の拡大を進めていたのであった。
テレサからのメッセージ、そして地球政府の方針に疑問を持つ古代たちヤマトクルーは反逆覚悟でヤマトの出航を決意。防衛軍の追跡を振り切り、宇宙へと旅だった。
しかし防衛軍はヤマトを反逆艦としてアンドロメダ艦隊で迎え撃つことを決定。
山南艦長率いるアンドロメダとヤマトは対峙。戦闘に入るものの、ガミラス大使の計らいでヤマトは正式にテレザート探索の任につくことになり戦闘は終了する。
一方、第11番惑星ではガトランティスの襲撃を受けていた。
空間騎兵隊や土方の奮闘むなしく全滅の危機におちいる11番惑星。
最後の希望として空間騎兵隊隊員が一人救助を求めて脱出。無事ヤマトに辿り付く。
防衛軍の指令は、「11番惑星の救助は後発の地球艦隊に任せテレザートへ向かえ」だったが、古代は11番惑星の救助に向かうことを決断。
間一髪のところで斎藤をはじめとする空間騎兵隊と民間人を救出するも、ガトランティスは複数の大戦艦でヤマトを追撃。
波動砲のような強力なビーム兵器を使用。その光にヤマトは包まれてしまったのであった・・・
とまあ、こんな感じですかね。
4話分とはいえ、観てるとアッという間でしたよ。
急激な地球復興の理由が明らかに

※画像は公式サイトより引用
2199や2202は、旧作の矛盾点を納得のいくようにリメイクしてくれてますが、今回はたった3年でアンドロメダなどの艦隊が製造出来たことや地球の急激な復興がコスモリバースの代償で発生した次元断層のお陰だということが判明されました。
次元断層はそこで30年過ごしても元の世界では3年しか経過していないという、いわゆる浦島太郎の逆バージョンの設定ですね。
なるほどなあと思う反面、かなり強引に話持って来たな感はありますね(笑)
ただ、次元断層を絡めてガミラスとの密約や地球政府の思惑がより分かったのは良かったと思います。
旧作だと、古代たちがテレザートに行かせてくれと言った時の防衛軍上層部の反応は、単純な平和ボケ、無能みたいな扱いでしたもんね。
そう思うと地球政府の方針が軍拡で、そのためにヤマトクルーを疎ましく思っているのがハッキリしますもんね。古代たちの反発の理由付けにもなりやすいし。旧作はテレサの救助という大前提があるものの、何となく「英雄である俺たちの扱い酷くない?」感ありましたしね(笑)
しかし、次元断層の時間経過って基本的に全部こうなんでしょうか?
それじゃあ、ガミラスの次元潜行艦とかのクルーは同じようにあの世界で歳取ってたのかなあ?
まあ、きっとコスモリバースによる特異な次元断層という設定なのでしょうけど(笑)
2199主要キャラの退場
今回は何人か2199の主要キャラが物語りから退場します。(後から再登場があるかも知れませんが)一章で負傷した新見、ヤマト発進の際に注水システムを稼働させるために残った星名、岬、桐生、山崎などなど。
岬百合亜は2199で重要な役割だったし、桐生も星巡る方舟で大活躍したのにここで退場させるとは大胆ですねえ。きっと女性キャラとしても人気だったはずなのに。
星名は2199でイズモ計画を阻止した時点でお役御免みたなもんなので良いとして、個人的には山崎さんがここでリタイアは残念です。ただでさえ人手不足感のある機関部なのにちゃんと山崎さんまでいなくなっちゃったらどうなるのよ(笑)
あと、原田真琴も余命わずかな息子のために残ります。
加藤との別れのシーンはベタだけど良かったな。「この子のためにもカッコいい父ちゃんでいてよ。私のためにも」のセリフは泣けた。
きっとこれらのキャラの退場は、キーマンなど新キャラも増えるから仕方ないのかも知れませんね。
でも、まあまあ準主要キャラ級だったので少し驚きました。
これでもかとヤマトがカッコ良く描かれている
一章でヤマトそのものの戦闘シーンがあまりなかったからか、二章はこれでもかとヤマトのカッコいいシーンが描かれてますよ。制作側から、「ほら、お前らこんなの好きでしょ!」と言われてる気がしますね(笑)
実際に僕が気に行ったシーンは、まず発進シーン。
ベタですが、海中から飛び立つヤマトはかなりカッコいいですよ。旧作同様に、島が遅れてやってきくるシーンも健在でしたし。

※画像は公式ツイッターから引用
お出かけなうに使っていいよとあったので使用させてもらいました。お出かけなうに使ってないけど(笑)
あとはやっぱり対アンドロメダ戦ですかね。
当初、アンドロメダと対峙した時点では波動防壁が稼働していなかったヤマトですが、真田の発案で小惑星をヤマト全体に覆って防御するシーンはカッコ良かったですね。
そして、沖田艦長がかつてドメルと闘った時に艦と艦をぶつけ合うシーンの再現。これも制作側から「2199の時、このシーン好きだったでしょ?」と言われてる気がしますが、実際に大好きだったのでなんだかんだで燃えました(笑)
アンドロメダの扱いは旧作よりも良いんじゃないですか。旧作はかませ犬感ありありだったんですが、今回は強そうなうえに存在感ありますもんね。ヤマトの装備が古くさく感じましたもん。
ただ、多分結末は変わらない気がしますが・・・(笑)
欲をいえばアンドロメダの圧倒的な強さをもっと観たかったですね。ヤマトが勝てないと思わせるようなレベルの描写が欲しかったです。今回のアンドロメダかっこいい。
あと、一章でもそうでしたが戦闘シーンは今回もレベル高いなあという印象です。
コスモタイガーなどの戦闘機も良かったし、ガトランティスの大戦艦の波動砲?みたいなのの発射シーンも良かったですね。
あとは11番惑星でピンチになった斎藤が「ヤマトは来る!」と言った途端に現れたのは流石に笑いました。
いくらなんでもご都合主義が過ぎるでしょうと思いますが、なんだかんだでこれがカッコいいんですよ(笑)
とまあ、二章はヤマトが存分にカッコよく描かれてます。
この辺りを観るためだけに劇場に行く価値ありますよ。
波動砲問題は三章へ
個人的に一番気になる点が波動砲の扱いについて。2199でイスカンダルで封印されたことに大きく驚いたのですが、2202ではその封印が解除されてしまっています。
それも地球艦隊だけでなく、ヤマトまで波動砲を再装備してますし。
それに至るまでに古代と真田で一悶着あったみたいですし、発進する時も古代の葛藤が描かれてました。
艦長代理に就任し、いざヤマトのクルーが死んでしまう状況になった時に波動砲を使わずにいれるのか。
そんな悩みは三章で直面するようです。
果たして古代は仲間を守るため、地球を守るためにイスカンダルとの約束を破って波動砲を撃つことが出来るのか。
この辺りに注目したいですね。
今後の展開について
ここで終わるのか!!!!というシーンで終わった二章ですが、今のところ2202が旧作の劇場版「さらば〜」の特攻ルートか、テレビ版の「ヤマト2」の生存ルートのどちらなのか分かりません。そもそもその2つと別の結果になるかも知れませんし。
個人的には劇場版の印象が強いので、出てくるキャラがみんな死んでしまうと思っちゃうんですよね(笑)
だから、ヤマト発進の際に残った星名、岬、桐生、山崎は死んじゃうフラグめっちゃ立った!と思ってました。あ、あと空間騎兵隊の脱出した女の人も死ぬんだろうなあと。
でも、結果は生きてたので、さらば〜みたいに皆殺しの展開になることはなさそうですね(笑)
そう思うと、基本路線はヤマト2をベースにさらば〜の良いところを入れていく感じなのかな。
まあ、2199もかなり話変わったので、想像もつかない展開を期待したいですね。
あと、気になったのが11番惑星で学者っぽい人が「アケーリアス遺跡」という言葉を発してたこと。
実際、公式のあらすじによると三章の舞台はそこになるようですが、アケーリアスって・・・・ アクエリアスですよね。
たしか星巡る方舟でもちょっとだけ出てた気がしますが、やっぱり完結編も意識してるんですかね?そこまでリメイクする気だろうか・・・
ちょっと気になります。
おまけ
公開3日目に観に行きましたが、まだ来場者プレゼントがもらえました。
アンドロメダの山南艦長、ガミラスのキーマン、コスモタイガーIですね。
山南艦長は渋かったし、キーマンもカッコいい。でもコスモタイガーIが一番カッコ良かったですね。このデザイン好きやわあ。
今日のまとめ
ということで第二章のネタバレ感想でした。駄文、長文失礼しました。11番惑星の民間人に紛れてる謎の女性のことや、続けて観てると話がいきなり飛んじゃってるような印象があったりすることとか、まだまだ書きたいこともありますが、この辺りでやめときます(笑)
次の三章は10月14日公開予定。
4ヶ月ほど先ですが、今から楽しみですね!
解説ありがとうございます.同じ映画を見ても感じるところは様々だなぁと楽しませていただきました.
主要キャラクターの退場はそんなに心配しなくても大丈夫かなと思っています.なぜなら11番惑星で民間人を救助しましたよね.彼らを乗せて危険な旅はできないので,地球へ送り届ける必要があります.そのお迎え艦に山崎,星名,岬,桐生らが乗っていて(新見さんはケガの治癒が間に合うか?),ヤマトに乗り込んで来るのではないですか?そして桐生に斎藤がお兄ちゃんとして世話を焼き,そこに沢村や永倉が絡んで(漫才が始まる)きて,これがヤマトのシリアスな展開の一服の清涼剤になるっと! そんな展開を考えています.忘れてました.ユキの登場はいかに?
個人的にはガミラスとデスラーの役回りに興味があります.2199の段階でガミラスとガトランティスは交戦していたのにズォーダーはデスラーを助けるのか? デスラーとガミラス本星の関係は? タラン兄はデスラーとガミラス本星の板挟みに? そしてバーガーやフラーケンはヤマトの強力な援軍になるのか? 等々.そうそう,良いヒト面しているバレルの真の目的は何? ひょっとしてテレザートを巡って三つ巴の戦い?
ちょっと気になったのは,2202で出てきた地球内部の次元断層への入口付近の光景が,旧ヤマト「愛の戦士たち」に出てきた彗星帝国の動力部入口に似ているなぁという事なんですが,これは単なる気のせいでしょうか?
>TAKAOさん
コメントありがとうございます。
なるほど、するどいご考察ですね。確かに11番惑星の民間人はどうなるのかなと思ってたので地球居残り組が迎えに来るのはありえますね。そして僕もユキのことは忘れてました(笑)
ガミラス、デスラーの役回りはどうなるか楽しみですね。個人的にはデスラーは好きですが、あえて登場させないという方向もありなのかもと思ってます。2199の流れから今作のデスラーが古代やヤマトをリスペクトするんだろうかと思っちゃうので。
でもフラーケンは出てきて欲しいですね。次元断層といえば次元潜行艇ですし。
そしておっしゃる次元断層の動力部分、確かに旧作のものに似てますね。ひょっとして彗星帝国も次元断層を使ってる?ますます先が気になりますね。