久しぶりにファミコン版のドラクエ2をやりたいなと思ってるnovです。こんばんは。
今年はドラクエ30周年でいろんなイベントやらグッズやらが発売されていますが、またも物欲をそそるものが発売されてしまいました。
それはドラクエの名言集「しんでしまうとはなにごとだ」。
もう、ドラクエファンならこのタイトルだけで欲しくなることは間違いないですよね(笑)
早速、読んでみたので感想など書いてみますよ。
奧が深いドラクエの名言集
ドラクエシリーズの55の名言を解説
この「しんでしまうとはなにごとだ」ですが、ドラクエ1〜10までのナンバリングタイトルから55の名言をピックアップして紹介しています。
1〜3のロトシリーズ、4〜6の天空シリーズ、そして7〜10とパートを分けて掲載されています。
もちろん堀井雄二氏の原著なので、内容的には1〜6くらいまでが多いです。
構成的には見開きの右にセリフ、左に詳しい解説やこぼれ話などが入ります。
そしてその多くに堀井雄二氏のワンポイントコメントなども。
読み物としてはそんなにボリュームがある訳じゃないですが、解説が結構面白いんですよね。
例えば、ドラクエ1は容量の問題で使えるカタカナなどの文字が決まっていて、その中から言い回し方を工夫したとか。
他にもこの場面でこのセリフにした理由だとか、ちょっとした遊び心であるとか。
堀井雄二氏のゲームデザイナー入門やナンバリング以外の名言、セリフに関連したモンスターの解説などもあって、長年のファンでも初めて知るような内容もあって、全般的に楽しめますよ。
今になって分かるあのセリフの素晴らしさ
ここからは僕の感想など。
どのセリフの思い出に残ってるものばかりなんですが、解説を読んでるとそういう理由でこのセリフになってたのかと思うようなのもありました。
具体的な内容はあまり言うとネタバレになっちゃうので控えますが、誰もが知ってるあのセリフには開発陣のこんな意図があったのかと思ったり。
その逆に子供の頃、良いセリフだなあと思ってたのが、これまた意外な理由から生まれていたり(笑)
堀井雄二氏の解説やゲームデザイナー入門などでも書かれていましたが、RPGにおけるセリフってのは絶妙なセリフでプレイヤーをエンディングまで導く必要があるんだとか。
特に容量が少なかったりグラフィックがシンプルであったファミコン時代なんてそうで、まさにNPCのセリフがヒントになって物語が進んでいくことが多いですよね。
町の人の何気ない一言にも意味があったんだなあと今さらながらその素晴らしさ、凄さに気付かせてくれました。
子供の頃は何も思わずにプレイしてたなあ(笑)
あと、遊び心があるってのも良いですね。
誰もが知ってるであろうドラクエ1のりゅうおうの言う「世界の半分を〜」のあとの選択肢「はい、いいえ」は、それまで二択だったけど実は事実上一択であったのを知ってるプレイヤー真理を逆手にとった壮大なドッキリですよね。
それをわざわざ最終決戦の前に入れる遊び心。
こういうのもドラクエの名言の特徴なんじゃないでしょうか。
好きなドラクエ名言
内容とか解説とかは控えますが、ここで僕が印象に残った名言の一部でもご紹介してみますか。
- はぐれメタルは にげだした!
- おきのどくですが ぼうけんのしょ 3ばんは きえてしまいました
- うん。どんなにツライことが あっても ボクは負けないよ。
- おまえが ゆうかんだったか? それは おまえが いちばん しっているだろう。
- シドーは ベホマのじゅもんを となえた!
まだまだありますが、この辺りが懐かしかったし解説も面白かった。
はぐれメタル、おきのどくですがはご存知の通り。
うん。どんなに〜のセリフはドラクエ5で幼少期の主人公のセリフ。
おまえがゆうかん〜はドラクエ3で一人でちきゅうのへそに行った時の神官のセリフ。
シドーに関しては、まさかのラスボスの全回復を知らせる絶望感たっぷりのセリフですよね。
こんな内容のセリフに解説が付きます。
何が書いてあるかは・・・・書きたいけどやめときます(笑)
これ見て気になった方はぜひぜひ。
今日のまとめ
ボリュームはそんなに多くないけど、内容的には大満足。
制作した人もきっとドラクエファンなんだろうなあと思える一冊ですね。
ファミコン時代からドラクエ好きですという方には特にオススメです!