橋とかダムとか大きい建造物は好きなnovです。こんばんは。
京都府八幡市に川が増水すると消えちゃう橋があるのをご存知でしょうか?
その名も流れ橋。
僕の実家がこの近所ということもあって子供の頃から親しんだ橋なんですが、2016年3月に復旧したとのことなので行ってみましたよ。
京都八幡の流れ橋
流れ橋とは
流れ橋とは、その名の通り流れちゃう橋なのです。
Wikipediaの説明にとるとこうです。
流れ橋(ながればし)とは、日本やアイルランド、オーストラリアなどに見られる橋の形式の一つであり、固定されていない橋桁(はしげた)が洪水の際に流れてしまうことを想定した橋のこと。
橋脚は流失せず、残された橋脚の上に新たに桁を架けることで簡単に復旧できる。近年ではロープなどで橋桁をつなぎとめることによって回収しやすくしたものもあり、これであれば桁を新造する必要がないため、復旧コストを抑えることが可能となっている。水面からの高さが低く、歩行者用の比較的小型の橋で手すりのないものが多い。
この流れ橋の中でも取り分け有名なのが京都府八幡市と久御山町の間の木津川にかかる上津屋橋というわけです。
全景はこんな感じ。
昔ながらの木の橋ということもあって、よくここで時代劇のロケがありました。
その昔、暴れん坊将軍で水戸黄門などのロケによく使われていたのは密かに地元民の自慢だったりする橋なのです。
が、この橋はその名の通り川が増水すると流れちゃいます。
その都度、京都府が費用をだして復旧するのですが、実に1953年以降に21回も流されているんですよ。
特に直近の5年くらいは毎年のように流されていました。
復旧費用には数千万円かかると言われ、さすがに京都府も毎年流されるのはいかがなものかとし、撤去も含めて検討した結果、橋の高さを上げる、橋脚をコンクリート製にして間隔も広げるなどして流れにくくして復旧となったようです。
元地元民としては今までの風流な橋のままの方が良いとは思いますが、確かに税金を使っての復旧はこう頻繁にあるとたまったもんじゃないのは事実なので、とりあえず撤去されずに残ったのは嬉しいなと思います。
実際に渡ってみた
僕は子供の頃から親しんだ橋ではありますが、我が子を連れて行くのは初めて。
ということで久しぶりに渡ってみましたよ。
全長は356mあり、結構長い橋なのです。
ご覧の通り欄干もない橋のうえ、木製ということもあって歩くと音がします。
そのため、子供たちは結構ビビってまって橋の真ん中しか通らなかったり(笑)
特に木津川の上に差し掛かると「落ちそう」なんて言いながら下をのぞき込んでましたよ。
ま、確かに欄干ないと怖いですよね。
以前より75cmほどかさ上げされてるということもあって、それなりの高さになってるのでお子さんと渡る時は注意が必要かも。
こちらは久御山町側からの景色。
雰囲気あって良いですね。
ちなみに近くには国道一号線にかかる立派な橋が見えます。
橋としてはもちろん国道の橋の方が機能的にもいいに決まってますが、こういう木造の橋ってのもいいもんですよ。
流れ橋に行くなら四季彩館と八幡家のビュッフェがオススメ
流れ橋に行くには近くにある やわた流れ橋交流プラザ 四季彩館に立ち寄るのをオススメします。
流れ橋に車で行くならこの四季彩館の駐車場を利用するのですが、ここには流れ橋の歴史の展示や地元野菜の販売所、ふれあい市、宿泊施設にお風呂などもあって道の駅みたいな感じになってます。
そして一番のオススメはこの施設内になる八幡家というビュッフェレストラン。
地元農家の野菜を中心に使った和食ビュッフェレストランで、これが美味しいんですよ。
惣菜が中心なのですが、子供向けのカレーなどもあってファミリーで楽しめますし、パックに詰めてお持ち帰りも出来るのでお弁当にして流れ橋付近で食べることも出来ます。
まだ流れ橋が復旧する前ですが、このブログでも書いてますのでぜひご参考にして下さい。
惣菜って身体に優しいよね!京都八幡の四季彩館の八幡家でランチビュッフェを食べてきた |
3年ほど前の記事なのでメニューなどは変わってるかも知れませんが、大体こんな感じだと思います。
流れ橋付近はサイクリングロードにもなってるので自転車で行ってみても良いかも知れませんね。
今日のまとめ
ということで流れ橋に行って来ました。
流れなにくいようにしたとは言え、また大きな台風などが来ちゃうと流されてしまう可能性もあり、そうなるともう撤去されるんじゃないかと思うので、今のうちに行ってみた方が良いかも知れません。
何もない橋なので子連れでわざわざ遊びに行くスポットではないと思いますが、どこかのお出かけのついでに立ち寄ってみられてはいかがでしょうか?
結構、風流な橋ですよ!