夏が終わっていくのが寂しいnovです。こんばんは。
もう10日ほど前のことなので若干季節感のない記事になってしまいますが、京都のお盆を締めくくる五山の送り火を観てきました。
まあ観てきたっていっても自宅付近ですけどね(笑)
今年は珍しく雨の中での点灯。
雨の大文字というのもなかなか乙なものでしたよ。
雨の五山の送り火
雨でも送り火って行われるの?
説明不要かと思いますが五山の送り火とは京都のお盆の仏教的行事で、8月16日にお精霊(しょらい)さんと呼ばれる死者の霊をあの世へ送り届けるとされています。
大文字が有名ですが、大文字焼きと言うと京都の人に「大文字焼きちゃうわ、送り火や」とツッコミが入るのでご注意です(笑)
市内の東に位置する如意ヶ嶽の大文字から順番に、妙法、舟形、左大文字、鳥居形と20時ころから点火されますが、2016年はなんと19時前後くらいから激しい雨に見舞われました。
長いこと京都市内に住んでますが、あまりこの時期に大雨って経験がないので送り火が雨天決行かどうかも知らなかったんですが、基本的にはよほどの大雨でない限りは決行されるようです。
過去には昭和38年に集中豪雨による延期というのがあったらしいですが、それ以外では雨でも行われたんだとか。
そうとはいえ、今年もちょっと驚くくらいの豪雨だったので点火出来るのかと心配していたのですが・・・
かすむ大文字の乙ですよ
観てきたのは左大文字。金閣寺の裏にある方の大文字です。
テレビ中継でギリギリまでシートなどでカバーして時間になると点火すると言ってたんですが、本当に豪雨の中で点火出来るのか。
そう思ってたんですが、20時には大文字、その5分後くらいには妙法が点火された模様。
左大文字もそろそろかなあと思ってたら徐々に火が付き始めました。
ちょっと遠目なうえにiPhoneでの撮影なのでキレイに撮れてなくてスイマセン。
これ、点火しはじめじゃないんですよ。いつもならハッキリと見える大文字も今回ばかりはかすんでたなあ。
これはこれで貴重だし乙なものですなあ。
途中で雨に負けないように護摩木を足したのか途中からはそれなりに見えましたが。
本当なら左大文字と同時に如意ヶ嶽の大文字も楽しめる場所もあるんですが、この日ばかりは如意ヶ嶽の大文字は全く見えませんでした。
雨だと視界は悪くなるので離れたところからだと厳しいですね。
もし雨の中で送り火を楽しもうと思うなら、遠方から複数を楽しもうとするのではなく、どれか一つの山に絞って近くまで行くことをオススメします。
今日のまとめ
ということで雨の送り火のお話でした。
雨でも決行されますが、場所によっては観賞できない場合もあるのでご注意ですね。
ただ、豪雨なのに消えない火ってのはちょっと幻想的で良かったです。
たまにはこんな年もあっていいのではないでしょうか。
いつか雨の中で送り火を観たことあるってのが自慢になるかも知れませんね(笑)