宇宙兄弟のアニメ第二期を熱望しているnovです。こんばんは。
先日、予約していた映画「宇宙兄弟#0 小山宙哉Special Edition」付の限定版 宇宙兄弟29巻が届いたのでその日のうちに観賞しましたよ。
いやあ、じんわり来る感じが宇宙兄弟だなあと。久しぶりの宇宙兄弟を堪能させていただきました。
今回は映画「宇宙兄弟#0 小山宙哉Special Edition」の方を中心に感想などをお届けします。
※ちょっとだけネタバレ要素も入ってるのでご注意下さい。
映画「宇宙兄弟#0 小山宙哉Special Edition」の感想
映画「宇宙兄弟#0 小山宙哉Special Edition」付の限定版 宇宙兄弟29巻の中身
9月23日発売の限定バージョンですが、予約したアマゾンよりその日のうちに届いておりました。
仕事を終えて帰宅してまずは開封。
小山宙哉氏のオフィシャルショップ仕様だとパッケージにも六太と日々人のイラストが入ってるみたいですよ。
結構分厚いです。
何が入ってるのかなとさらに開封。
29巻、脚本や漫画が楽しめるブックレット、そしてDVD。
ブックレットには映画の重要な要素である勇気のポーズに関する短編漫画入りですよ。
これだけでも結構貴重ですよ。
#0のストーリーについて
はやる気持ちを抑えつつ、ブックレットをパラパラと眺めた後に映画の鑑賞をスタート。
部屋を暗くしてビール片手に観賞しました。
さて、感想の前に映画 #0の簡単なあらすじを。
#0の名前が表すようにこのお話は宇宙兄弟の第1話の前のお話。
既に宇宙飛行士となっている日々人はブライアンのバックアップクルーとして選ばれる。
一方、六太は自動車会社で勤務するも田舎の販売店に左遷されてしまう。
そんな中、ブライアンの不慮の事故が起こり・・・
当時の予告編がこちら。
六太や日々人が宇宙に上がる前のエピソードということで、どんな風に見せ場を持ってくるのかなと思ってたんですよ。
で、感想し終えた時は、映画だからと無理な見せ場を作らず、宇宙兄弟らしい、じんわりと染みるようなストーリーだったなあと思いました。
派手な話じゃないけど泣けました。
個人的には六太の左遷先での話が好きですね。
行った先々で自分に与えられた状況を理解して出来ることを始める六太が素晴らしいです。
その後の原作でも描かれていますが、六太のとった行動に人が動かされていって力になってくれる・・・
今回も六太らしいエピソードで楽しめました。
#0のエピソードに関しては、やはり原作を知ってること前提で描かれていますね。
初見の人は楽しめないわけじゃないと思いますが、やっぱり原作知っててナンボって話になってました。
逆にいうと原作知ってるとかなり楽しめる作品、ストーリーだと言えます。
勇気のポーズに泣き笑いする
#0の重要なエピソードとなっている難波兄弟の勇気のポーズ。
ブックレットやDVDのカバーになってるこれですよ。
ちょっとだけネタバレすると、この勇気のポーズは2人が子供の頃に豆腐屋さんと遭遇した時に取ったポーズです。
見た目が怖い豆腐屋さんが「容器を持ってきてください」とスピーカーで流すのを「勇気を持ってきてください」って言ってると勘違いした2人が開発したポーズがこれ。
まあ、小学生にとって見た目の怖いオッサンに接するには勇気が必要だよね(笑)
この勇気のポーズは1回目の披露された時は上のエピソードで笑わせてくれます。
が、2回目に大人になって披露される時は泣けるんですよ。
この辺りが宇宙兄弟は上手いなあと思うんですよね。
同じポーズなのに笑えて泣ける・・・
これぞ宇宙兄弟の醍醐味ですね。
とにかくブライアンがカッコ良い
あと、忘れてはならないのがブライアン・ジェイの存在感。
原作では事故によって亡くなるシーンが描かれていますが、#0の場合はバックアップクルーからの視点でその事故のシーンが描かれています。
原作を知っているとあのシーンの瞬間でブライアンや他のクルーはこういう会話してたんだよなあと思うと、ここでも少し泣けました・・・
でも、ブライアンはそのシーンだけではないですよ。
日々人をバックアップクルーに選んだところや、その日々人を家へ招待するシーンも印象的。
そして事故後の遺書での言葉・・・
現実にこんなにカッコ良い人いるんかいなと思わせてくれるような素晴らしいシーン満載でした。
影の主役と言っても過言じゃないですね。
難波両親の教育
あと、絶賛子育て中の僕として感心したのが難波家の両親の教育について。
まあ教育というか、子供への大切なことの伝え方と言いますが。
日々人が昔飼ってたハムスターが死んだ時のお別れの仕方を教えたところ、それにブライアンの事故があった後で周囲に宇宙飛行士をやめろと言われるじゃないかと思っていた日々人に対する対応などなど。
普段はいい加減だけど、抑えるところは抑えるこの難波家の両親は素晴らしいと思います。
僕も出来たらこんな親になりたいなと思わせてくれますね。
繋がる物語
僕は当初、ずっと#0がDVD化されなかったので、今回発表された時はアニメの二期が始まるんじゃないかなと予想していました。
まあ、それは外れたんですが、コミックの29巻を読んでみて、なぜ29巻付属にしたのかが分かった気がします。
それはジェイ兄弟のためじゃなかったかなと。
#0はもちろん難波兄弟のことが中心に描かれています。
ブライアンもカッコよかった。
でも、2組の宇宙兄弟のうちの1人、エディ・ジェイだけが#0の中ではあまり多く描かれていません。
実の弟が亡くなったにも関わらず、心情やら悲しんでるところとかは出てこないんですよね。
それがコミック29巻ではエディと六太が月面であるトラブルに巻き込まれ、そこにブライアンの足跡が絡み始めるといった内容が含まれています。
2人の兄が自分たちの幼いころにどう宇宙に憧れてたかを話シーンなどがあったりもしてジェイ兄弟のことも少しずつ語られています。
そして30巻あたりに収録されるであろう、ジェイ兄弟の人形のエピソード。
29巻の表紙がエディ中心であったり、ブライアンへの想いが語られ始める29巻こそ、#0のカッコ良いブライアンへ対する語られなかったエディの想いを繫げたように感じて、まさに29巻に#0を付属させたのはこのためじゃないかなあと思う訳です。
小山先生はエディが宇宙に来るまでDVD化するのを待ってたんじゃないかなあ・・・なんて。
まあ、考え過ぎかも知れませんけど(笑)
他にも日々人の愛犬APOの由来なども繋がってると思うし、主題歌がカレーライスだったのも映画みて納得しました。
比較的静かな映画だとは思うんですが、観れば観るほど気付くところがあるといった感じですかね。
やっぱり原作ファンにはたまらない出来になってると思います。
今日のまとめ
ということで宇宙兄弟#0の感想でした。
派手さはないけどじんわりくる。ホントにそんな映画でしたね。
また1巻から読み直そうと思わせてくれる作品でした。
それとスペシャルエディションについてですが、ここが追加されたカットかなあと思いつつもオリジナルを知らないので比較出来ませんでした(笑)
まあ機会があればまた比較してみたいと思います。
#0、原作が好きなら絶対に観るべき作品だと思います。
まだ購入できるようなのでぜひ!
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